2021/12/10
おかげさまで、当院のオルソケラトロジーの患者数は年々増加しており、姶良市内だけではなく、市外、県外の患者様にも利用していただいています。
しかし、特に小児の近視抑制治療目的に使用している患者において、指示通りに診察を受けていただけないケースが目につくようになりました。通常のコンタクトレンズと同じように考えている方が多いような気がします。
オルソケラトロジーはガイドライン上、原則20歳以上で20歳未満は慎重処方となっており、3ヶ月ごとのフォローアップは必須です。
オルソケラトロジーガイドライン
当院におきましても、部活などの事情を加味したとしても、フォローアップを行えない患者に関しては、オルソケラトロジーはいかなる理由があろうとも中止すべきと考えております。中途半端対応して、オルソケラトロジーを再開するのはかえって本人の目のためにはなりませんので、不調が生じた場合には速やかにオルソケラトロジーを中止していただき、症状が改善しないようであれば、遠方の当院まで受診することなく、早期に近医を受診することをお勧めします。
オルソケラトロジーは自由診療ですので、当院で処方したオルソケラトロジーの合併症に対して、当院が治療を行う場合は検査・診察・薬剤すべてが自費支払いになることをご了承ください。(混合診療禁止の原則のため)